思い描いたオリジナルかき氷レシピをカタチに。虹色’caféのさよさんインタビュー

虹色'caféのさよさんインタビュー

こんにちは!
ポップアップラボの菊野です!

かき氷屋さんで働いていた経験もあり、オリジナルレシピのかき氷を様々な場所で出店して提供してきた、虹色’café(にじいろカフェ)のさよさん。ポップアップのためにかき氷機を自前で購入してしまうほど。

冷んやり美味しいかき氷を作っている、さよさんの熱量はアツアツです。時には全国各地に直接出かけていき、食材を仕入れて、試作に取り組む日々。

かき氷へのひたむきな想いはどこから湧き出しているのか!さよさんにインタビューさせていただきました!

目次

元々はコーヒーの淹れ方を学びたかった

菊野

菊野:さよさんがポップアップを始めるまでの経緯を最初にお聞きしたいのですが、元々かき氷屋さんで働いていたんですよね?

さよさん

さよさん:埼玉のかき氷屋さんで働いていて、そこでかき氷の基本を学んで。そのあと池袋のかき氷屋さんでも働きました。

菊野

菊野:かき氷が好きっていう理由で働き始めたんだと思うんですけど・・・

さよさん

さよさん:それが違うんです。コーヒーが好きで、本格的な淹れ方を学びたくて。働けるカフェを探して行ったらかき氷屋さんだったんですよ。

お店に置いてあったのはコーヒーメーカーで、コーヒーの淹れ方は結局学べなかったんですけれど、かき氷との出会いがありました。

菊野

菊野:コーヒーの方に興味があったところからのかき氷だったんですね!そこから自分でポップアップしようと思ったのは、どういうきっかけからだったんですか?

さよさん

さよさん:最初のお店で働いている頃から、自分のオリジナルメニューを考えたいっていう想いはあったんですけれど、そのお店は経営者だけがメニュー開発するっていうスタイルで、レシピもほとんどが極秘だったんです。

逆に次のお店ではスタッフにレシピが公開されていて、誰でも仕込みができたので、そこで色々と学べて。

それで本格的にシロップを作れるようになって、自分でもレシピを考えるようになったのと、実際にお客さんにも食べてもらいたいなと思ってポップアップを始めました。

菊野

菊野:お店によって、レシピって全然違うんですか?

さよさん

さよさん:全然違います。フレッシュなフルーツを使うか、火を通すかとか、全部違うんですよ。そのなかで、自分がこういう風に作りたいっていうものをピックアップしてますね。

虹色'caféのかき氷、ハイカラ、サクラ

虹色’caféの名前の由来は?

菊野

菊野:ちょっと前に出店名を変えて、今の「虹色’café」になりましたよね。

さよさん

さよさん:そうなんです。最初は「Sayo’s Frappé café」で活動していました。スペースをレンタルするために屋号が必要で、とりあえずこれでいいやと思ってつけちゃったんです。

1年活動してみて、改めてどんな名前にしたいかなって考えたら、虹色がいいなって思って。

菊野

菊野:虹色にはどんな想いが込められてるんですか?

さよさん

さよさん:虹を見たときの喜びってあるじゃないですか。「あ、虹だ!」っていう。あの喜びが味わえるようなカフェにしたくて、虹色’caféにしてみました。

あとは、自然な色を使いながらかき氷を虹色にしたいなっていうのもあって。

菊野

菊野:虹を見かけると、なんだか無条件で嬉しくなりますよね。

さよさん

さよさん:何かいいことあるかも、みたいな。

東京から大阪まで、いろんな場所でポップアップ!

菊野

菊野:最近のポップアップはオラ・ネウボーノがメインだと思うのですが、それ以前にもいろんな場所で出店してますよね!

さよさん

さよさん:いろんなところでやりましたね。いろんな場所での出店に挑戦するっていう目的もあったので。専門店のようなかき氷で、いろんなところで出店しているお店って、あまりないじゃないですか。

特に遠方だと、大阪も行きましたね。

菊野

菊野:大阪!かき氷機の発送だけでもだいぶ手間がかかりそうですが、なんでまた大阪で?

さよさん

さよさん:大阪に用事があって、ついでに大阪にどんなスペースがあるのかなと思って、探して見学してみたんです。そしたらすごい良い場所だったので借りてやってみました。

でも、全然ダメでした。スペースの最寄駅の駅前に、格安でかき氷が食べられるお店があったり、大阪に知り合いが少なかったのも原因ではあるんですけれど。

もう暑すぎちゃって、道を歩いている人が全然いないんですよ。

菊野

菊野:わざわざ大阪まで行ったのに…。かき氷って夏の食べ物なイメージですけど、暑すぎると逆に客足が遠のいたりするんですね。

さよさん

さよさん:あまりにも人がいなすぎて、ちょっとびっくりしました。日陰が全く無い道だったんですよね。熱がアスファルトから全部跳ね返ってくる。

菊野

菊野:ちなみに今まで出店したなかで、使いやすかった場所とかはありますか?

さよさん

さよさんひがいけポンドは、やっぱり使いやすいです。あとはオラ・ネウボーノも。

私はいつも1人で出店してるんですけど、オラネはキッチンが3つあって3組出店できるので、かき氷機を運ぶときとか他の出店者の方に手伝ってもらえたりするのはすごい助かります。

レシピを考えるときのこだわりは?

菊野

菊野:かき氷って、シロップが違ってたり、いろんなものがのってたりと千差万別じゃないですか。レシピって、どうやって考えていくんですか?

さよさん

さよさん:基本的な分量みたいなのは大体決まっていて、甘さが少し多いとか足りないとかっていうのを調整していきますね。なので食材さえ決まっちゃえば、大体はすぐに作れます。

そうすると、選ぶ食材だったり、その産地だったりが、私がレシピを考えるときのポイントですかね。

菊野

菊野:例えばいちご1つとっても、品種や生産地の選択肢がたくさんあるし、こだわってセレクトされてましたよね!

さよさん

さよさん:いちごは産地に行っていちご狩りで全種類食べて、1番美味しかったものを買ってきたりもしました。

菊野

菊野:ちなみに、さよさんが好きなかき氷は何味なんですか?

さよさん

さよさん:チーズとか、かぼちゃですね。

菊野

菊野:あー!美味しい!

さよさん

さよさん:美味しいですよね。あると食べちゃう。

菊野

菊野:自分でレシピを考えるときの、こだわりとか、大事にしていることとかも教えてほしいです!

さよさん

さよさん:やっぱり、映えは意識します。あとはちょっと個性が欲しいっていうのがあって。他のお店だと見かけないような要素を1つでも入れたいなと。

12月に、パンデピスっていう、スパイスのお菓子を使ったメニューを出したんです。日本ではまだポピュラーじゃないかなと思って、シュトレンではなくパンデピスに変えてみました。

本当はシュトレンを作ろうと思ったんですけど、もう周り中シュトレンだらけですごいじゃないですか。

なので、まだみんなが知らないものを使ったかき氷を作ってみたいっていうところから、パンデピスにスポットを当ててみました。

菊野

菊野:パンデピス!初めて聞きました!

さよさん

さよさん:スパイスのパンっていう意味で、ちょっとシュトレンに似てるんですけど、ドライフルーツをお酒につけないとか、ドライフルーツは使わずにピールだけ使うとか、違いもけっこうあって。

菊野

菊野:聞いていると、パンデピスだけでもすでに美味しそう。それがさらに、かき氷にオンされちゃうわけですね。

さよさん

さよさん:すっごく美味しいんですよ。美味しくできました。

全国各地へ食材の仕入れへ!特に印象に残っている場所は?

菊野

菊野:食材の調査と仕入れで各県に赴くことも多かったと思うんですけれど、そのなかでも特に印象に残っているところ、あえてベスト1位を上げるとしたらどこですか?

さよさん

さよさん:富山です。

菊野

菊野:即答!そんなに良かったんですね!

さよさん

さよさん:すごい良かったです。富山駅自体がすごい便利で。

路面電車の駅の近くに案内所があって、「ここに行きたいんですけど、どれに乗ったらいいですか?」って聞いたらすぐ教えてくれて目的地にすぐ行けたり、そういう便利さとかもあって良かったです。

菊野

菊野:富山って路面電車なんですね。

さよさん

さよさん:そうなんですよ。食材集めもしやすかったです。あとは、すごく良いハチミツも見つかって。

菊野

菊野:富山食材を使ったかき氷を出す日もありましたよね!ちょっとインスタさかのぼって探します。どれだ富山。

さよさん

さよさん:あと、富山は水も美味しくて。富山の水を持って帰ってきて凍らせて、それでかき氷を作ったんです。

四角いタッパーにミネラルウォーターを入れて凍らせて。やっぱり氷屋さんの氷の質と比べると目が荒くてスカスカしちゃうんですけど、それでも富山の水からかき氷を作れました。

菊野

菊野:ありました富山!麹味噌とクリームチーズの冷製コーンポタージュ!こんなかき氷もあるんだ。

さよさん

さよさん:それもけっこう人気でした。かき氷って、古き良きみたいなイメージもあるじゃないですか。そのイメージを保ちつつ、洋風のパフェ感を入れてみたくて。

食材としては、麹とか酒粕とかもよく使いますね。

菊野

菊野:本当にいろんなレシピがあっておもしろいですね。

さよさん

さよさん:そうですね。毎月の出店で2から3種類、それを1年だと、けっこう色々な種類を作れますね。

レシピを考えてつくるのが楽しくて楽しくて。お店で働いてたときから、やりたいレシピはあるけれどなかなかできなくて。溜まっていたフラストレーションがブワーッと一気に出てきて今に至る、みたいなところはあるかもしれないです。

菊野

菊野:それで、自前のかき氷機を買っちゃうってのもなかなかですよね。

さよさん

さよさん:自分が思い描くかき氷を絶対作ってやる!って思ったんです。

さよさん自前のかき氷機。

美味しそうに食べてくれるのが1番のモチベーション

菊野

菊野:ポップアップのモチベーションなんかもお伺いしたいのですが、どんなときに嬉しかったりしますか?

さよさん

さよさん:顔馴染みの人が来てくれたときとかですかね。以前も来てくれたお客さんが増えてくると、すごく嬉しかったりします。あとはやっぱり、美味しそうに食べてくれるのが1番かなって思います。

菊野

菊野:華やかな見栄えで見て楽しい、食べて美味しい。すごく素敵な食べ物ですね、かき氷って。

さよさん

さよさん:そうなんです。あとは、考えたかき氷が思い通りに作れたとき、思い通りかそれ以上に美味しかったときは、それはもう本当に嬉しいです。

あとがき

実は、私がポップアップラボの活動を始めたきっかけが、さよさんとの何気ない会話だったんです。

色々な場所で試行錯誤しつつもポップアップを重ねていたさよさん。あの場所は良かったとか、あの場所は正直対応がイマイチだったとか。

そんな話を聞いていて、場所と出店者にも相性があるし、どんな人が運営しているのか、どんな人が出店しているのか、人の部分がもっと見えたら、ミスマッチも解消されるんじゃないだろうかとふと思ったのが、ポップアップラボ誕生のきっかけでした。

なので、さよさんとの出会いが私にとっても大きなターニングポイントだったりします。

自分の考えたレシピをなかなか作る機会がなくフラストレーションが溜まり、それが原動力となって、今ではポップアップでオリジナルのかき氷を提供しているさよさん。

反骨精神も、ポップアップを始める上で大事な1つの大切な感情なのかもしれないし、そこにかき氷で美味しく食べてほしいという真心が加わるからこそ、常連さんも増えて、活動が続いていくのではないでしょうか。

基本情報

虹色’café
Instagram:@food05262


EDITOR:菊野泰斗
PHOTOGRAPHER:風香、菊野泰斗

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