こんにちは!
ポップアップラボの菊野です!
東京都北区・滝野川にある「滝野川フレイムス」は、ついつい立ち寄りたくなる居心地の良い場所。
「自分の家の近くにもこんな場所があったら」「フレイムスの近くに住んでいる人が羨ましい!」と感じるほどに、心地よい空気が流れています。
滝野川フレイムスの管理人の河田さんは、以前ポップアップラボでも紹介した「ひがいけポンド」で出店していた時期もあったり、池袋東口のグリーン大通りで開催される「IKEBUKURO LIVING LOOP」や「ストリートキオスク」にも出店するなど、豊島区内を中心にアクティブに活動しています。
そんな河田さんが滝野川フレイムスという場所をつくるまでの経緯や、どんな想いで運営されているのかを、同じくポップアップラボメンバーの風香さんと一緒に根掘り葉掘りインタビューさせていただきました!
過去記事では滝野川フレイムスがどんな場所かも紹介しているので、あわせてご覧ください。

滝野川フレイムスの名前の由来


風香:どうして「フレイムス」って名前にしたの?

河田さん:ここはレンタルスペースで、誰かが使ってくれてこその場所だからね。この場所自体は、その人の活動を応援する場所でいい。彩る “額縁” でいいっていう意味で。
出店する人や使う人次第で、いろんな景色が生まれて、いろんな額縁をいくつも持っているから、複数形にしてフレイムス。
コーヒースタンドの椅子に座って外を眺めると、少し中が薄暗くて、道路が明るくて。坂道に面してるから空間が額縁で切り取られているように見えるんだよね。そんな視覚的な意味もある。
あと、 Frame(額縁)のRをLに変えると、Flame(情熱)っていう意味になるのね。ホットな隠しスパイスもあるの。

風香:なるほどね!古民家をリノベーションしたとのことだけど、名前は最初の方から決まっていたの?

河田さん:DIYしているけっこう最初のときから決まってた。夏井くんがDIYを手伝ってくれて、コーヒースタンドの設計もしてくれて。
ひがいけポンドで出会った夏井くんに、滝野川の物件あるんだけどって相談したら、「手伝いに行きますよ!僕のシェアハウスに大工さんが住んでて、場所も近いですし」って。
「名前は決まってるんですか?」って壁塗りながら聞いてくれて。「決めてあるんだよ、実はフレイムスって言ってね」って。そのときに初めて言葉にした。


河田さん:夏井くんも大工さんも別で働いてるから、2人が稼働できるときに合わせて大きくDIYして。壁を塗るとか単純な作業は2人がいないときに、私プラス大学生とかで進めて、みたいな。

風香:大学生もDIYのタイミングから加わってたんだね。それはどんな経緯で?

河田さん:夏井くんと大工さんがいないときは1人で作業してて、限界を結構感じてて。「無理じゃない?」みたいな。
なんて思ってたら夏井くんが、大正大学の子と一緒に来て、お手伝いしてくれたの。
それが楽しかったみたいで、その大学生が他の友達を呼んで、そうしたら、毎日5、6人ずつ大学生が来るようになって。
今日はこれ塗ろうみたいな感じで進んでって、なんかいつの間にか終わってた。2ヶ月ぐらいで、もうやることないねみたいな。
物件の大家さんとの出会い

菊野:この建物はもともと別の方が使っていたんですか?

河田さん:私、遡るとひがいけポンドに月一出店していた頃がありまして、菊野くんとは同期ですね。

菊野:懐かしいですね(笑)

河田さん:そのときは豊島区と小豆島の2拠点生活をしていて、豊島区に帰ってきたときに、自宅で料理教室をしていたの。その料理教室のお客さんが、ここの大家さん。
月一で豊島区に帰ってきて、料理教室で「小豆島で廃校になった小学校をカフェにする仕事をしていて」みたいな話をしながら、一緒に料理していたから、なんだか信頼関係ができていて、その中でこの家の話があって。
資産として持っているお家で、建物に惚れ込んだから、自分が生きてる間は残したくて、整えるために通ってる。けれど家のケアに通うのが大変で。
人が住まないと建物はダメになる。でも知らない人には貸したくない。「この家、どうにかできない?」ぐらいに相談してもらったという流れ。
別にあなたが住まなくてもいいし。友達が住むのでも、あなたの友達だったらいいわ。みたいに言ってもらって。
小豆島での経験がフレイムスの原型に

菊野:先ほどの話で小豆島が出てきましたが、小豆島はどういうきっかけで拠点を持つようになったんですか?

河田さん:今年も開催されてるんだけど、瀬戸内国際芸術祭がきっかけで。芸術祭のスタッフを募集していて、働きに行った。
瀬戸内海はなんだか昔から好きで。20歳ぐらいから誕生日になれば、岡山側からとか、広島側からとか、四国側からとか。それこそ小豆島も行ったことあったし。
そうこうしてると、Instagramってやつはトラッキングして、お前ここ好きだろみたいなストーリーズが上がってくんですよ。
「小豆島で実際に働きませんか」みたいな投稿が上がってきて、ちょうど仕事辞めたタイミングだったから、働けるなみたいな。

風香:小豆島での仕事はどんな内容だったの?

河田さん:廃校をギャラリーにした場所に、さらに新しくカフェを作りましょうっていう新規事業で、用務員室をカフェにしたの。
美術部だったこともあって、そもそも芸術関係とかは好きだだったし。働く内容が、お弁当作り、ギャラリー、受付、カフェで、「全部やったことあるぞ私」と思って。
それがすごく楽しくて。コーヒースタンドを開いていると、集落の人とか観光客の人が来て、コーヒーを淹れながらちょっとしゃべったり、スコーンとかシフォンケーキを焼いて売ったり。


その経験もあって、滝野川フレイムスをDIYする前、元々の家の車庫を見たときに「ここはコーヒースタンドになるな」っていうインスピレーションはあったし、難しくはなかろうなみたいな。
小豆島は森とか山とかだったから景色は全然違うけれど、今の滝野川フレイムスの原型だね。
フレイムスに集まる人々は、みんな類友

菊野:フレイムスや河田さんを介して街の人たちの繋がりができているじゃないですか。街づくりとかに興味がある人もいるけれど、そういうわけでもない人もいるのがいいなって感じていて。


河田さん:街づくりの概念を知らない人の方がうちに来る人は多いかも。最近会う人たちは特にそう。

菊野:そういう人たちが、居心地いいなって感じて集まっているのが素敵だなって。

河田さん:類友だから。私1人だと20人とか一気に相手できないから、たとえば「朝ごはんの日」は私は最低限しかやらないから、お互いが気持ちよくするために良い振る舞い方をしようっていうのが真髄なのね。
その結果、みんなが周りに目を向けているから、居心地がいい。類友なんだよ、みんな。同じような人たちが集まっていて、私はそこに頼ってるだけ。
フレイムスの魅力の1つ、茶の間はどんな風に使われている?

菊野:コーヒースタンド系の出店のほかに、茶の間側を使うのはワークショップ系とかが多いですか?

河田さん:ものづくりとかが多いね。あとはお勉強会とか。茶の間はやっぱり足を伸ばせるし。あと物を広げられるってのもいいみたい。

風香:靴を脱いで上がる空間だからこその良さはあるよね。

河田さん:靴を脱ぐから、気を許す的な感覚はあるかもしれない。

滝野川フレイムスをポップアップで使うメリット

菊野:ポップアップする人にとって、フレイムスを使う良さみたいなところはありますか?

河田さん:ポップアップ的なフレイムスのメリットでいうと、コミュニティができてるから、初出店の人でも出店すれば見に来る人がいる。箱推しがいるのが強み。

菊野:それはありがたいですよね。覗きに来てくれる人がいるのは。

河田さん:あと、コーヒーの機材は全部貸すから、豆さえ持ってくればコーヒー屋さんが出せますよっていうのもメリット。カップとかも貸し出すし。
機材がけっこう豊富で、特に使うものを選ばないのであれば、フレイムスにあるものを全部貸すから、豆があればいいよって。
こんな人に使って欲しい

菊野:こういう人に使ってほしいとか、どう使って欲しいかはありますか?

河田さん:応援したくなるような人に使ってほしいかな。
例えばね、フレイムスの出店料は1日1万円とかだから安い方だと思うのよ。飲食とかの人からすると、「それで借りられるの!じゃあうちのお弁当置いてよ」とかよく言われたりするの。
でも、それをしたいわけじゃなくて。何かやりたい夢があって、お店をしてみたいって人を応援したいから価格を安くしてる。


河田さん:コーヒーの単価だと、出店料をペイするのも精一杯だと思うんだよ。でも収益がないと続けるの辛いよね、何か旨味がないと継続していけないよねって。
もちろん出店する人にとっては、夢を見るだけじゃなくて、現実的なところも考える必要があるかもしれない。けど、まずは継続しているなかで結果的に見えてくるものもあるかもしれないし。
なるべくだったら応援したいなっていう結果、安いのよ。
だから、コーヒー屋さんに出店してほしい。コーヒー屋さんが出ると、街の人が来て、繋がりができて、コミュニケーションが生まれて。そこも含めて応援したいがための金額。
あとがき
前編では、河田さんの経歴や、滝野川フレイムスができるまでの経緯などをお伺いしました。後編ではインタビューのなかでのこぼれ話や、もう少し深掘りしたところもお届けしているので、ぜひそちらもご覧ください!

基本情報
滝野川フレイムス
住所:東京都北区滝野川7-11-14
アクセス:JR「板橋駅」東口から徒歩3分ほど
Instagram:https://www.instagram.com/takinogawa_frames/
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利用料金
平日:10,000円
土日祝日:18,000円
※2025年5月時点
※8:00~20:00の最大12時間利用可能
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EDITOR:菊野泰斗
PHOTOGRAPHER:菊野泰斗、風香

